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『生前予約』葬儀の準備は生きている時から考えよう!終活とお葬式について

time 2020/08/11

「お葬式の準備なんて、生きているうちから考えられない」

「そもそも、いつ死ぬのかなんて分からないのに、葬儀の予約なんて出来ないんじゃないの?」

ひと昔前までは、生前に葬儀の準備をするなんて縁起の悪いものですし、敬遠されていました。しかし最近では「終活ブーム」もあり、自分が死んだ後のことについて真剣に考える人が増えています。

終活の一環として、生前に葬儀の準備をすることも珍しいことではなくなってきました。

竹内

しかし、「生前」に葬儀の準備なんてピンとこないですし、決めるべきことや準備するべきものについても具体的にイメージしづらいですよね。

今回は、葬儀の生前準備、生前予約について解説していきます。

記事のもくじ [とじる]

生前に葬儀準備をすることのメリットとは?

生前に葬儀準備をすることのメリットは3つあります。

  1. 自分の希望する葬儀を行うことができる
  2. 家族の負担を減らし、家族間のトラブルを防ぐことができる
  3. 早期に予約することで、早割が適用される場合も

この人は葬儀に来て欲しいけれど、この人は絶対に来て欲しくないとか、思い出の音楽を流して欲しい、こんな花を飾って欲しいなど、少なからず葬儀に対して希望があるかと思います。

こうしたことは生前に決めておかないと、家族では分かり得ない情報だったりします。

また、身内が亡くなると、家族は悲しむ間も無く準備や手続きに終われるものです。先に準備をしておくことは、家族の負担をなくすことにもつながりますし、葬儀費用などの揉め事も防ぐことができます。

葬儀社によっては、生前予約は早割が適用される場合もありますよ。

竹内

お葬式の生前準備〜決めておくこと

エンディングノートの書きかた

「葬儀の準備をする」といっても、何をどう準備するべきか、何を決めたら良いのか迷ってしまうかと思います。

ここでは終活を通して、ご自身の希望を叶えるお葬式にするため、準備するものについて解説していきます。

遺影写真

遺影写真は葬儀の際、祭壇に飾るものという認識ですが、葬儀が終わった後も仏壇や和室などに飾られることがあります。

それなのに「この写真はちょっと・・・」とご自身も納得できないものだと、何となく嫌な感じしませんか?

最近では白黒写真や黒服など、いかにも「遺影写真!」というものではなく、明るい表情で普段と変わりない姿の遺影写真も増えているようです。

家族が見ても「懐かしいなぁ」と、ふと故人を思い出せるキッカケになるような。そんな遺影写真だったら素敵ですよね。[st-kaiwa1]葬儀の準備をする時、考え始めた時は、まずは遺影写真について考えてみてくださいね。[/st-kaiwa1]

葬儀の時に流して欲しい音楽や、飾って欲しいお花など

生前に故人が好きだった音楽が流れたり、好きだったお花が飾られていると、遺された家族は故人を思い出し、悲しみの中でも心温かくなるものです。

それに何より、自分が大好きな音楽が流れたりお花が飾られたり、希望通りの最期を迎えることは人生の締めくくりとしては最高なのではないでしょうか。

以前、知り合いの葬儀に参列した時、故人の好きだった美空ひばりの音楽が流れていたことがあります。「この曲ね、おばあちゃんが大好きだったのよ」とご家族が仰っていたのを聞き、とても素敵だなと感じました。

亡くなったおばあさんが生前に準備していたかどうか私には分かりませんが、葬儀の準備をする時には、どんな葬儀がしたいか?具体的に思い描くことも大切なことなのかもしれませんね。

参列人数、呼んで欲しい人、呼んで欲しくない人

家族間であっても、故人が誰と付き合いがあって・・・というのは案外把握できていないものです。

また、身内でも「この人は葬儀に呼んで欲しくない・・・」と思う人もいるかもしれません。

生前にこうしたことを準備しておかないと、呼んで欲しかった人が呼ばれず、来てもらいたくなかった人が参列するという事態も起こりえますよね。

  • 家族間、身内だけの葬儀にしたい
  • 親しい友人も呼んで欲しい
  • 「この人は絶対呼んで欲しくない」

など、希望は生前に決め、家族へその意思を伝えられるようにしておきましょう。エンディングノートと遺言書7つの違い!内容や書き方、費用、法的効力などについて

葬儀会社に相談する前に決めておきたいこと、知っておくこと

葬儀に関するご自身の希望を考えたら、次は葬儀社へ相談に行ったり予約をしたりと具体的に動き出します。

希望はあくまでも希望であって、予算や宗派のことも考えなければいけませんよね。

ここからは、葬儀会社に相談する前に決めておきたいこと、知っておきたいことについて解説します。

高桑

予算、費用について

お葬式の費用は全国平均で200万円といわれています。

故人がなくなり、悲しみに打ちひしがれる中、葬儀社の見積もりを比較したり申し込みをしたり・・・家族にとって大きな負担となります。

  • 家族間だけのこじんまりとしたお葬式を望むのか?
  • それとも、親しい友人知人を呼び、盛大に行うのか?

その場合の予算と費用のお支払いについても考え、葬儀社へ見積もりを作成してもらいましょう。

生前の時間があるうちに、じっくりと検討しておくと良いですね。

竹内

宗派について

宗派について把握できている人は、現代では少なくなっているようです。さらに、菩提寺についてもよく分かっていない人も・・・

葬儀社は必ず宗派について聞いてきますので、ご自身の宗派は必ず把握しておきましょう。

竹内

宗派や菩提寺を知る方法は以下の通り。

  • 先祖のお墓がどこにあるのかを確認する(寺院の場合は僧侶にお話を聞いてみる)
  • 親戚や身内に聞いてみる
  • 仏壇や位牌を確認する
  • 暮石を確認する

葬儀会場について

葬儀会場をどこにするのかも決めておきましょう。

  • 交通の便を重視するのか?
  • 自宅の近くにするのか?
  • 故郷にするのか?

実際に見学して決めてみると良いですね。

まとめ:『生前予約』葬儀の準備は生きている時から考えよう!終活とお葬式について

人はいつ死ぬかわからないものです。

自分の希望通りのお葬式を行うために、家族へ負担をかけないためにも、生きている間から葬儀について考え準備してみてはいかがでしょうか?自分一人で進めるのではなく、家族にも、葬儀の生前予約を行うことや、その内容については丁寧に説明しましょう。

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